【万里の長城】世界遺産!どこまでも続く城!

万里の長城は、中国北部にある世界最長の防御壁であり、ユネスコ世界遺産に登録されています。


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万里の長城は現在では北京市郊外や河北省などで見ることができますが、もともとは東は遼東半島から、西は甘粛省新疆ウイグル自治区まで続いていました。


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全体的な長さは21,196.18キロメートルで、主要な壁が8,851.8キロメートル、副壁や支え壁などが12,344.38キロメートルを占めています。

 


様々な地形や気候に合わせて建設されたため、山岳地帯や砂漠地帯、草原地帯や平原地帯などで異なる景色を見せます。


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この長城は中国文化や芸術にも大きな影響を与えており、多くの詩歌や小説、映画などの題材として使われています。

 


また、古くから「天下第一雄関」と呼ばれており、「不到长城非好汉万里の長城に行かずんば男子たらず)」という有名な言葉もあります。
これは、「初志貫徹して最後の目的を達成しなければ男ではない」という意味の言葉です。



万里の長城の原型は、紀元前7世紀頃から始まった春秋戦国時代に各国が外敵から自国を守るために築いた城壁です。
始皇帝が統一した後、紀元前3世紀頃から始まった秦代と明代(14~17世紀)に大規模な建設が行われました。


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歴史的に多くの戦争や侵略に関わっており、特に明代ではモンゴル族満州族との争いが激しく、多くの人々が命を落としました。


現在では歴史的価値や美しさから、中国最大の観光名所として知られており、毎年数百万人もの人々が訪れ、1987年には世界遺産にも登録されています。


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万里の長城は中国の歴史が刻まれた重要な建造物なのです。