【ブッダガヤの大菩提寺】高さ52m!巨大で貴重な仏教の聖地

ブッダガヤの大菩提寺は、インド東部のビハール州に位置する小さな村にある、仏教の4大聖地の一つであり、釈迦が悟りを開いた場所として知られています。


f:id:Tsubame67:20230316174957j:image

 

寺院の高さは52メートルで、無数の仏教建造物が存在し、古い煉瓦構造建築様式の1つである、9層の塔を持ちます。

 

この寺院には、釈迦が悟りを開いたとされる菩提樹(ボーディー・ツリー)もあり、仏教信仰の聖地として多くの人々が巡礼に訪れます。


f:id:Tsubame67:20230316175018j:image

 

寺院周辺には多くの国々から寄贈された仏教寺院や僧院もあり、異なる文化や信仰を持つ人々が交流する場所となっています。


f:id:Tsubame67:20230316175108j:image


菩提寺は、ガヤーまたはパトナーからバスやタクシーでアクセスすることができ、多くの観光客が訪れます。


2002年には、世界遺産に登録され、世界中から注目を集めています。


f:id:Tsubame67:20230316175042j:image

 

この寺院は、仏教信仰者にとっては重要な聖地であると同時に、歴史や文化、建築などに興味を持つ人々にとっても魅力的な場所です。


f:id:Tsubame67:20230316175035j:image


菩提樹の下で禅定を行い、心を浄化することができるとされているため、精神的な旅を求める人々にもおすすめです。

【古都アユタヤ】600年前のタイの都!

古都アユタヤは、タイのバンコクの北約80kmに位置する遺跡群で、アユタヤ王朝の首都として417年間にわたって栄えた都市です。




この都市は、ウートン王によって1350年に建てられ、チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中洲の町として、水運に恵まれていました。

古都アユタヤは、東南アジア最大の国際貿易港として栄え、日本や中国、ポルトガルなど多くの国と交流しました。




約10平方キロメートルの範囲に約400もの遺跡が点在しており、その多くは、細やかな装飾や芸術的な細工が施されていることで知られています。



遺跡の中には、崩れ落ちた石柱や仏塔が残されているものもありますが、それでも美しい遺跡がたくさんあります。




遺跡巡りをするには、古都アユタヤでバイクや自転車をレンタルすることができます。
また、船やトゥクトゥクなどの交通手段もあります。

古都アユタヤでは、様々な料理を味わうこともできます。
特に有名なのは、ロットチー(パイ生地に具材を包んだもの)やブートチャイ(魚肉団子入りスープ)です。

毎年4月13日から15日まで、ソンクラーン(水かけ祭り)が開催され、仏像を清める儀式や象乗りパレードなどが行われます。




1767年には、ビルマ軍の攻撃を受け、多くの寺院や仏像が焼失しました。





それでも、1991年に世界遺産に登録され、現在はアユタヤ歴史公園として整備されています。




アユタヤは、タイの歴史と文化を感じることができる場所です。
その遺跡は、タイの歴史を知る上で重要な存在であり、世界中から多くの観光客が訪れる場所の一つです。

【シドニー・オペラハウス】建設期間14年!オーストラリアの世界遺産

シドニー・オペラハウスは、オーストラリアのシドニーに位置する歌劇場、コンサートホール、劇場です。
20世紀を代表する建築物の一つとされ、世界中から注目を集めています。




この建物は、ベネロング・ポイントという岬に建てられており、白い帆状の屋根が特徴的です。
この屋根は、海や空と調和し、陶器製のタイルで覆われています。
約100万枚ものタイルが使用されており、その美しさは見る者を魅了します。




シドニー・オペラハウスは、オペラ・オーストラリア、シドニー・シアター・カンパニー、シドニー交響楽団の本拠地であり、5つのパフォーマンス会場と6つのレストランやバーを備えています。

年間約850万人が訪れ、そのうち約150万人が公演を観覧しています。




この建物は、オーストラリア先住民族ガディガル族の伝統的な土地である「トゥボウグレ」に立っており、先住民文化への敬意を表しています。

また、毎年10月20日は「シドニーオペラハウスデー」として祝われ、1973年10月20日エリザベス女王が開館式典に出席したことを記念しています。




デンマーク人建築家ヨーン・ウツソンが設計したシドニー・オペラハウスは、1959年から1973年までかかりました。

しかし、当初の予算や期間を大幅に超えたことで知られています。
ウツソンは完成前にプロジェクトから離脱し、オペラハウスを見ることはありませんでした。




2007年には、シドニー・オペラハウスは世界遺産に登録されました。
その美しさと、建築史における重要性は、今もなお多くの人々を魅了しています。

【万里の長城】世界遺産!どこまでも続く城!

万里の長城は、中国北部にある世界最長の防御壁であり、ユネスコ世界遺産に登録されています。


f:id:Tsubame67:20230311085458j:image


万里の長城は現在では北京市郊外や河北省などで見ることができますが、もともとは東は遼東半島から、西は甘粛省新疆ウイグル自治区まで続いていました。


f:id:Tsubame67:20230311085513j:image


全体的な長さは21,196.18キロメートルで、主要な壁が8,851.8キロメートル、副壁や支え壁などが12,344.38キロメートルを占めています。

 


様々な地形や気候に合わせて建設されたため、山岳地帯や砂漠地帯、草原地帯や平原地帯などで異なる景色を見せます。


f:id:Tsubame67:20230311085532j:image


この長城は中国文化や芸術にも大きな影響を与えており、多くの詩歌や小説、映画などの題材として使われています。

 


また、古くから「天下第一雄関」と呼ばれており、「不到长城非好汉万里の長城に行かずんば男子たらず)」という有名な言葉もあります。
これは、「初志貫徹して最後の目的を達成しなければ男ではない」という意味の言葉です。



万里の長城の原型は、紀元前7世紀頃から始まった春秋戦国時代に各国が外敵から自国を守るために築いた城壁です。
始皇帝が統一した後、紀元前3世紀頃から始まった秦代と明代(14~17世紀)に大規模な建設が行われました。


f:id:Tsubame67:20230311085618j:image


歴史的に多くの戦争や侵略に関わっており、特に明代ではモンゴル族満州族との争いが激しく、多くの人々が命を落としました。


現在では歴史的価値や美しさから、中国最大の観光名所として知られており、毎年数百万人もの人々が訪れ、1987年には世界遺産にも登録されています。


f:id:Tsubame67:20230311085602j:image


万里の長城は中国の歴史が刻まれた重要な建造物なのです。

【エバーグレーズ国立公園】ここにしかいない動物も?自然豊かな世界遺産

エバーグレーズ国立公園は、アメリカ合衆国フロリダ州南部にある湿地帯の一部を保護するために設立された国立公園です。


f:id:Tsubame67:20230310205327j:image


公園の面積は約6,100平方キロメートルで、世界最大の熱帯湿地のひとつであり、多様な生態系が存在します。


f:id:Tsubame67:20230310205410j:image


公園内には、絶滅危惧種や固有種などを含む約350種の鳥類約300種の魚類約40種の哺乳類約50種の爬虫類などが生息しています。


f:id:Tsubame67:20230310205520j:image


また、公園内には4つのビジターセンターがあり、それぞれ異なる特色や展示物を持っています。
ここで公園の歴史や動植物、地質などについて学ぶことができます。

 

 

公園では、エアボートやカヌーなどで水路を巡るツアーが人気で、ワニやカワウソなどの野生動物を間近で見ることができます。


f:id:Tsubame67:20230310205148j:image


ただし、野生動物と接触しないように注意する必要があります。
特に、ワニは危険なので、近づかないようにする必要があります。


f:id:Tsubame67:20230310205434j:image


公園内での釣りやキャンプも楽しめます。
事前に予約や許可が必要なので注意しましょう。



エバーグレーズ国立公園は、自然豊かな場所である一方、農業や都市開発などによる水資源の減少や汚染などで自然環境が損なわれています。
そのため、公園は1993年に危機遺産に指定されました。
公園管理者は、自然環境を保護するために積極的に取り組んでおり、様々な環境保全プログラムが進行しています。


f:id:Tsubame67:20230310205543j:image


エバーグレーズ国立公園は、世界遺産に登録された歴史があり、多様な生態系があり、野生動物との触れ合いや自然体験が楽しめる場所です。


f:id:Tsubame67:20230310205605j:image


観光の際は、自然環境保護に対する意識が高い観光客であることを心掛け、野生動物との接触には注意して楽しむようにしましょう。

【バンベルク】戦火を免れた世界遺産、「バイエルンの真珠」

バンベルクは、ドイツ南部バイエルン州に位置する美しい町です。
バイエルンの真珠と称されるほどの美しさを持ち、ドイツ屈指の古都であることから、多くの観光客が訪れています。


f:id:Tsubame67:20230310170646j:image


バンベルクの旧市街は、レグニッツ川とマイン川の合流点にある島とその周辺の丘陵地帯から成り立ちます。


f:id:Tsubame67:20230310170746j:image


旧市街には、橋や教会、修道院などが数多く建ち並び、中でもカトリック大聖堂バンベルクのシンボルとなっています。

f:id:Tsubame67:20230310165305j:image


大聖堂は、11世紀に神聖ローマ皇帝となったハインリヒ2世によって建設されました。
彼とその妃クニグンデの墓があるほか、「四人の使徒」像や「バンベルクの騎士」像なども見ることができます。


f:id:Tsubame67:20230310170031j:image


バンベルクは、ビール造りでも有名です。
9つのブラウエライ(醸造所)があり、ビール造りの歴史を学べるビール博物館や、ビールを楽しめるレストランやパブも多くあります。
ビール好きならぜひ訪れてみたい場所です。


また、バイエルン州で最も古い劇場であるエーヘナルト劇場や、18世紀に建てられた新王宮なども見どころの一つです。

美術館や博物館なども多数あり、文化的な観光を楽しむことができます。


f:id:Tsubame67:20230310170655j:image


第二次世界大戦による大きな被害を免れた美しい中世的な旧市街は、1993年に世界文化遺産に登録されました。


f:id:Tsubame67:20230310170621j:image


歴史ある建造物や街並みを見て歩くだけでも楽しめますが、さらにバンベルクの美しい自然や美味しいビールを楽しむことができるので、ぜひ訪れてみることをお勧めします。

【百舌鳥・古市古墳群】世界遺産!1500年も前の巨大なお墓

こんにちは、今回は百舌鳥・古市古墳群について紹介します。

 

f:id:Tsubame67:20230309225800j:image
履中天皇


百舌鳥・古市古墳群は、大阪府堺市羽曳野市藤井寺市にある45件49基の古墳群の総称です。この古墳群は、古墳時代の最盛期(4世紀後半から5世紀後半)に築造された、古代日本列島の王たちの墓群であり、その歴史的・文化的価値は非常に高いものとされています。

 

f:id:Tsubame67:20230309224829j:image

岡ミサンザイ古墳


百舌鳥・古市古墳群は、「百舌鳥」と「古市」の2つからなります。
百舌鳥」は200基を超える円筒形や前方後円形など様々な形態の大型前方後円形が集中する地域です。

 

f:id:Tsubame67:20230309225159j:image

いたすけ古墳


古市」は全国最大規模とされる前方後方形や四角形など独自性が高い形態をもつ巨大な前方後方形が集中する地域です。
このように、百舌鳥・古市古墳群は、多様な形態をもつ古墳が集まっていることが特徴です。


f:id:Tsubame67:20230309225336j:image

鍋塚古墳


この古墳群には、日本最大級とされる仁徳天皇陵大山祇神社)や二上山二上神社)、
屈指の豪華さと技術力を誇る斑鳩(斑鶴神社)、
日本最初期と考えられる前方後円形である稲荷山陵(稲荷神社)なども含まれています。


f:id:Tsubame67:20230309225650j:image

仁徳天皇陵


また、百舌鳥・古市古墳群では、埴輪や金属製品など多くの副葬品が出土しており、当時の政治的・経済的・文化的な交流や影響を示す貴重な資料となっています。

 

これらの出土品は、博物館や研究機関で展示・研究されており、日本の古代史を学ぶ上で欠かせない資料となっています。


f:id:Tsubame67:20230309230408j:image


2019年7月6日にアゼルバイジャンで開催された第43回世界遺産委員会で、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産に登録されました。
この登録によって、その歴史的・文化的価値が世界に認められるようになりました。


f:id:Tsubame67:20230309230832j:image

ニサンザイ古墳


百舌鳥・古市古墳群は、日本の古代史を知るうえで欠かせない場所であり、多くの人々にとって、貴重な文化遺産としての存在感を示しています。


f:id:Tsubame67:20230309231035j:image

津堂城山古墳


なお、百舌鳥・古市古墳群は、一部は一般公開されているため、特別公開が行われることもあります。
特別公開は、事前予約制や入場制限などがあるため、参拝する際には注意が必要です。
世界遺産にも登録されている古墳を実際に見ることは、大変貴重な体験となることでしょう。